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【大阪・関西万博】第3回日本国際芸術祭に今福教授が出展

 7月2から6日にかけて大阪・関西万博EXPOメッセ「WASSE」をメイン会場として開催された、第3回日本国際芸術祭の「世界を繋ぎ、未来を創るアート」の企画に、植物染料研究者であり美術家でもある建築&芸術学部 いまふくふみよ教授と国際日本学部の考古学者 森下章司教授との共同研究で再現した1,000年前の技法で染色した着物を含む作品を展示しました。


 紫草の根は「紫根」と呼ばれ、古代から最も高貴な色「紫」を染める染料として貴重なものでした。今福教授と森下教授は福井大学 東村純子准教授と共同で古代の紫染色再現実験を4年かけて実施しました。今回展示した着物は、その研究を基に、古代の染色方法で2024年京丹後市にて大手前大学の学生や地元の子どもたちと共に染色した紫です。会場では植物の色で染めた舟も浮かびました。


 また、ジャパンデーの7月3日には、「古代の色彩染色体験!天然染料で丹後シルクを染色」と題し、セミナー会場でオープン参加のワークショップを開催しました。当日は自由参加で約250名が、蘇芳(すおう)、くちなしなど古くから使用される植物染料を使用し、天然染料体験をしました。生地は㈱吉村商店さまからご提供いただいた着物生地の丹後ちりめんを使用し、染料は田中直染料店さまからご提供いただき、本学学生を中心としたスタッフが運営をサポートしました。参加した皆さんは満足そうに自分の作品を持ち帰っていました。


(配信元:学園広報)